土壌汚染の浄化対策には、土壌汚染を封じ込めて外部から遮断するタイプ、分解・洗浄・掘削除去などを行い、汚染土壌を敷地内に残さないタイプの二つの分けることができます。 選択するタイプにより費用が大きく異なります。費用対効果の点からよく検討してタイプを決定することが重要です。 |
区分 |
汚染土壌を外部と遮断 |
項目 |
原位置封じ込め |
盛土・舗装 |
施工イメージ |
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対策概要 |
土壌溶出量基準に不適合の場合に適用 遮水壁・舗装等により汚染物質を敷地外へ流出しないように施工 |
土壌含有量基準に不適合の場合に適用 清浄土で50cm以上の盛土又はアスファルト等の舗装を行う |
特徴 |
■地下水経由の摂取の防止の観点から措置 ■施工後は適切な維持管理が必要 |
■直接摂取の防止の観点から措置 ■施工後は適切な維持管理が必要 |
区分 |
敷地内から汚染を除去 |
項目 |
掘削除去 |
原位置浄化 |
施工イメージ |
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対策概要 |
土壌溶出量基準・土壌含有量基準に不適合の場合に適用汚染土を掘削除去後に清浄土で埋戻し |
土壌溶出量基準に不適合の場合に適用現場で汚染物質を分離/分解する |
特徴 |
■実施件数が最多 ■操業中は適用困難 ■掘削後の処分先の選定に慎重を要す |
■土壌洗浄法(対象:重金属) ■バイオ・酸化還元分解法・地下水揚水・土壌ガス吸引(対象:揮発性有機化合物) |
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