実際の空洞調査結果を図1 および図2 に示します。
空洞を発見した地点のボーリングデータ、周囲の空洞確認ボーリング、
調査地周辺の旧地形図、史跡文献等を含めて検討した結果、
調査地の空洞は地下壕の可能性が高いと判断しました。
地下壕推定範囲は長さ約13m、幅3〜4m、高さ約4mと推定され、
北北東および南南西方向に延びています。
図2 は、地下壕の縦断図および横断図です。
地下壕のほとんどは、埋め戻し土もしくは崩積土に埋もれていましたが、
空洞カメラシステムは地下壕の天盤崩落によって生まれたわずかな隙間を捉えていました。
空洞の概略容積は、把握できた範囲に限定した場合、長さ約3m×幅約1m、高さ約0.3mで
約0.9立法メートルとなります。
|